魔器作成ルール



■魔器とは?
 魔に属する者が作成した特殊な能力を持つ武器を魔器と呼ぶ。
魔器は何れも強力な能力を持つが、所持者、特に人間に対して害を及ぼす能力を付与されている物が多い。
反面、魔に属する者は悪影響を受けずに扱える為に、人間からは忌まわしい武器として認識されている。


■魔器作成の手順
魔器は以下の手順に基づいて作成する。

武器を一つ選択する。この武器が魔器となる。

[魔器用特殊能力一覧]から特殊能力を選択し、魔器のベースとした武器に付与する。
 この時、付与する能力に応じて、[DP]を割り振る必要がある。
 またDPの上限値、及び付与できる能力数は、ベースとなった武器のランクに依存する。
 詳細については、下記[◆DPについて][◆付与能力数の上限について]を参照すること。

◆DPについて
 [DP]とは魔器に、能力を付与するために必要となるリソースである。

 [DP]は[適用][総量]の2つの項目を持ち、特殊能力を付与する際に[適用]をコスト点上昇させる。
この時、[適用]が[総量]を上回るような特殊能力を付与する事はできない。

 [総量]は、下記[DP獲得表]に記載してある条件を満たす事で上昇する。
ただし、≪魔器取得≫を所持したキャラクターが、≪魔器取得≫で魔器とした武器を所持している場合にのみ適用できる。
 また、DP総量はランクごと定められた値以上に上昇しない。
(下記[ランク/DP総量上限値表]を参照)

[DP獲得表]
獲得条件 上昇DP
キャラクターのレベルアップ
他の魔器の破壊 破壊した魔器が持つ
[DP総量]の1/10
≪神族≫≪竜王≫≪魔王≫のいずれかを所持するキャラクターを[死亡]させる 30
≪古竜≫≪魔族≫のいずれかを所持するキャラクターを[死亡]させる 10
兵種『竜族』を所持するキャラクターを[死亡]させる
兵種『魔物』を所持するキャラクターを[死亡]させる
LV20以上のキャラクターを[死亡]させる 
上記のいずれにも該当しないキャラクターを[死亡]させる

[ランク/DP総量上限値表]
ランク DP総量上限
20
30
40
50
60
70
100
◆付与能力数の上限について
 魔器に付与できる特殊能力数の上限は、魔器のランクに応じた値が設定されている。
(下記[ランク/付与能力上限数表]を参照)
また一度付与した特殊能力は、GMの許可が無い限り、消す事ができない。

[ランク/付与能力上限数表]
ランク 付与能力上限数


■魔器特殊能力一覧)
名称 必要DP 効果
【翼の刃】 5/+5 攻撃速度を+[SL]する。(SL上限:10)
【薄き刃】 5/+5 命中価を+[SL]×5する。(SL上限:10)
【殺戮の刃】 5/+5 必殺値を+[SL]×5する。(SL上限:10)
【悪魔の刃】 10/+20/+20 武器の攻撃力を+[SL]D6する。(SL上限:3)
【闇の眼】 10/+20/+20 戦闘スキルの発動を[SL]回数失敗させる。(SL上限:3)
【吸精】 30 与えたダメージと同じ点数のHPを回復する。
【双牙】 30 攻撃回数を+1する。
【空牙】 30 射程を+1する。
【不協和音】 30 敵の追撃を封じる。
【呪縛】 30 攻撃命中時、その戦闘中に相手は攻撃を行えなくなる。
【減衰】 30 受ける実ダメージが半分になる。
【怨嗟の壁】 70 戦闘中、相手の[総攻撃力]が半分になる。
【魔炎】 30 [基本威力]が【力】の場合は、[物理攻撃力]を+【魔力】する。
[基本威力]が【魔力】の場合は、[魔法攻撃力]を+【力】する。
【蘇生】 70 HPが0以下になった際、HPが最大値まで回復して【BS:戦闘不能】を回避する。
この効果は1シナリオに3回まで使用できる。
【人間殺し】 20 兵種『魔物』『竜族』『神族』の何れももたないキャラクターとの戦闘の際、[命中値][必殺値]を+20する。
【人間特攻】 20 特攻:『人間』を付与する。
(特攻の対象となるのは、兵種『魔物』『竜族』『神族』の何れももたないキャラクターとなる)
【竜殺し】 40 兵種『竜族』との戦闘の際、[命中値][必殺値]を+20する。
【竜族特攻】 40 特攻:『竜族』を付与する。
【神殺し】 60 兵種『神族』との戦闘の際、[命中値][必殺値]を+20する。
【神族特攻】 60 特攻:『神族』を付与する。 (特攻の対象となるのは、兵種『神族』のキャラクターとなる)
【毒付与】 20 【BS:毒】を5ラウンド付与する。
【沈黙付与】 20 【BS:沈黙】を5ラウンド付与する。
【睡眠付与】 50 【BS:眠り】を3ラウンド付与する。
【混乱付与】 50 【BS:混乱】を3ラウンド付与する。
【贄の刃】 10 武器の攻撃力を+[シーン中に【死亡】したキャラクター数]する。
【供物】 10 HPを+[シーン中に【死亡】したキャラクター数×10]する。
【致死】 10 [必殺値]を+[シーン中に【死亡】したキャラクター数]×5する。
【黒き霧】 10 [命中値]を+[シーン中に【死亡】したキャラクター数×3]する。
【無慈悲】 10 この魔器により与えられたダメージは、アイテム、及び魔器のランク以下の杖の効果によりHPが回復しなくなる。
この効果はセッションの終了時まで持続する。
【滅びの絶叫】 20 自分から攻撃する際、本来の攻撃対象の変わりに射程範囲内のエリア内にいるキャラクター全てを対象とすることができる。
この攻撃に対して戦闘スキルは発動せず、追撃・反撃も発生しない。
【血雨】 10 自分から攻撃する際、本来の攻撃対象の変わりに、攻撃対象が存在するエリア内にいるキャラクター全てを対象とすることができる。
この攻撃に対して戦闘スキルは発動せず、追撃・反撃も発生しない。
【不死の騎士】 10 【戦闘不能】時、HPが最大値の1/2で復活し、最大HPが1/2になる。
最大HPが5未満でHPが0になった場合、キャラクターは【死亡】状態となる。
【血の刃】 10 武器の[攻撃力]を+[(最大HP-現在HP)÷10]する。
【血の伝承】 特殊 この特殊能力を付与する際、スキルを一つ指定する。
この特殊能力の必要DPはスキルを取得するのに必要なスキルポイントの3倍となる。
(ただし、必要SPが-となっているスキルは指定できない)
魔器を装備している間、指定したスキルが付与される。
【簒奪】 50 この魔器を使用してキャラクターを【死亡】状態にした場合、【死亡】したキャラクターの持つスキルを一つ選択し、
魔器の能力として取得できる。
この方法で取得したスキルは、魔器を装備しているキャラクターに付与される。
【簒奪】によりスキルを取得している状態で、再び【簒奪】によりスキルを取得した場合、以前に取得したスキルは失われる。
【呪い】 -10 この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
この武器を使用してダメージを与えた場合、【幸運】による一般判定を行う。
判定に失敗した場合、与えたダメージと同じ点数のダメージを自らも受ける。
【傀儡】 -10 この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
ラウンドの開始時に【魔力】による一般判定を行う。
判定に失敗した場合、そのラウンドはGMの指定した行動を行わなければならない。
【自傷】 -5 この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
戦闘後、HPを2D6点の実ダメージを受ける。
このダメージはいかなる方法でも軽減できない。
【自我】 この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
魔器が自我を持つ。
魔器が持つ特殊能力の適用の有無をGMが指定する事ができる。
また、付与されている特殊能力をGMの任意で隠蔽する事ができる。
【劣化】 -5/SL この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
[攻撃力]を-[SL]D6する。(SLの上限は、武器の攻撃力のダイス数が1になる値)
【超重】 -2/SL この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
[重量]を+[SL]×2する。(SL上限:10)
【封印】 特殊 この特殊能力は[付与能力上限数]に関わらず付与できる。
ベースとなった武器が持つ特殊能力を封印し、使用不可能にする。
【封印】及び、【封印】の対象となる特殊効果は、プレイヤーに隠匿しても良い。
【封印】に必要なコストは、ベースとなった武器のランクに依存する。
[ランク/封印コスト表]
ランク コスト
10
20
40
70


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